人生の中でも大きな節目をなる「結婚式」ですが、一番気になるのは身に纏う衣装ではないでしょうか。結婚式の衣装と言えば、ウェディングドレスを連想しやすいですが、実はたくさんの種類が存在しています。この記事では結婚式の衣装に注目し、それぞれの特徴やメリットを紹介します。幸せな1日を笑顔で過ごす、ヒントにご活用ください。
結婚式の衣装の種類
「いつかは憧れの花嫁に…」そんな願いが叶う結婚式はたくさんの準備を経た上で行われています。その際に、重要となるのが衣装選びです。結婚式と言えば、真っ白なウェディングドレスのイメージが強いですが、実は晴れの一日向けの衣装種類は、たくさん存在しています。まず、結婚式の衣装は大きく2つに分類できます。
和装と洋装
日本における結婚式では、和装と洋装の２つに衣装が分類できます。近年はチャペル式にこだわらない結婚式も多く、パーティースタイルで気楽なドレススタイルも人気です。和装の場合には、神前結婚式や仏前結婚式で使用されることが多いですが、たくさんの衣装替えを楽しみたい方も増加しています。結婚式のスタイルに囚われず、和装と洋装の中から自由にチョイスするケースも多いでしょう。
一方で、衣装には本来伝統的な意味も存在しています。自由で気楽なドレススタイルももちろん素敵ですが、由緒あるスタイルを守りたい方は、和装・洋装それぞれに込められた意味を踏まえて、衣装選びを行いましょう。
お色直しとは
結婚式を挙げたことがある、参列したことがある方にはすでにおなじみですが、衣装には「お色直し」と呼ばれる儀式があります。お色直しは簡潔に言えば衣装替えで、特に花嫁のお色直しは徐々に華やかな衣装へと変化してくため、挙式中の会場内も大いに盛り上がります。
お色直しは伝統的な意味もあり、真っ白で純白の花嫁が、徐々に相手の家に染まり、嫁入りが認められるという意味がありました。現在もこのしきたりを元に衣装替えをすることが多いですが、和装と洋装がミックスされる場合にはこの限りではありません。
種類別の特徴とメリット
結婚式で着用される衣装の種類やその特徴には、どんな点が挙げられるでしょうか。ここからは種類別に特徴を分け、メリットも解説します。
洋装の種類
結婚式で着用するドレスは、5つのシルエットに分類できます。
まずは代表的なシルエットとして人気の「プリンセスライン」です。お姫様のようなキュートなシルエットスタイルで、花嫁ドレスの定番です。
2つ目は上半身からAのシルエット上に広がるため、スリムに見える「Aライン」です。ふんわりした印象になり過ぎず、タイトに着こなせるため人気があります。
3つ目は人魚のように尾ひれがデザインされている「マーメイドライン」です。年齢を重ねた女性にも人気で、落ち着いた品のあるシルエットに仕上がります。
4つ目は「ミニドレス」です。元気で明るい印象を与えるミニドレスは、丈が短くアットホームな式で着用されています。
最後に5つ目が「セパレート」です。上半身と下半身が別れるようにデザインされているドレスで、カジュアルなドレススタイルです。二次会スタイルとしても人気があり、個性もあるため選択する人が多くなっています。
この他に、お色直し後に人気のカラードレススタイルもあります。ドレススタイルは定番シルエットから個性はシルエットまで、さまざまな種類があります。ご自身の体型や年齢に合ったものが選びやすく、トレンド感のある衣装を選ぶことも可能です。シンプルなパーティースタイルにも合わせやすいのが、洋装のメリットでしょう。
和装の種類
和装の種類はシンプルに2種類です。まずは大定番の和装と言えば、「白無垢」でしょう。憧れの衣装として希望される方も多い白無垢は、花嫁衣裳の代表的な存在であり、式を行わない方も婚礼写真として残す方も多くなっています。ボディラインが強調されず、肌の露出もないため、参列者の年齢層によらず好印象を与える衣装としても知られています。
一方で、相手の家に染まる、婚礼の儀式としては2つ目の「色打掛」も大切な衣装です。白無垢とは対照的にゴージャスな印象を与える色打掛は、髪飾りと合わせることでさらに優雅な印象に仕上がります。洋装とはまた違った雰囲気の演出ができる点もメリットです。
衣装を決める時のポイント
和装にも洋装にも、それぞれ種類があり、特徴やメリットも異なります。では、結婚式を華やかに演出してくれる衣装を決める時は、どんなポイントを押さえておくべきでしょうか。以下2つのポイントを押さえておきましょう。
テーマを決める
結婚式の衣装は膨大な数の中から選ぶ必要があり、憧れの衣装のつもりでも選択は疲れる、と言う声もあります。特にシルエットが豊富なドレスは、カラードレスも合わせると膨大な数です。そこで、テーマやカラーを予め決めておくと、衣装選びがはかどります。顔映りなども確認しながら決めていきましょう。
新郎とのバランスにも考慮を
カラードレスや色打掛はとても鮮やかです。派手な印象のデザインも多いですが、新郎とのバランスにも考慮する必要があります。新郎の衣装の方が選択数は圧倒的に少ないのですが、大切な結婚式は2人の門出を意味します。足並みを揃えた印象に仕上げましょう。
まとめ
この記事では「結婚式の衣装の種類」に焦点を当てて、詳しく解説を行いました。結婚式は大切な1日であり、その中でも演出に大きく影響する衣装を決めることは、大変な作業です。ぜひ本記事を参考に、理想の一着との出会いを大切にしてください。また、衣装選びは花嫁側の比重が大きくなるものの、新郎との足並みを揃えることも重要です。2人の息がピッタリ合うような衣装を見つけましょう。
